こんにちは。Ken(Ken_kentabi)です。
ウユニ塩湖って知ってますか?少し前から日本でも大人気になった南米の絶景スポットです。
ボリビアという国にあり、雨季には鏡張りと言って水と空の境目がわからなくなるぐらいの美しい風景が見れる場所になります。
とある団体や旅行本のすすめのせいで、日本から行く人がココ最近激増しました。
ウユニ塩湖と合わせて、隣国ペルーのマチュピチュにも行くというのが今の鉄板ルートみたいですね。
僕も二回訪れたことがあります。確かにすごい場所です。
しかしながら、もしあなたがウユニ塩湖に行こうとしているなら、僕はそれを決してオススメはしません。
確かにウユニ塩湖は素晴らしい場所ですし、あなたが見たことのない景色を見せてくれるでしょう。
ただし、人が少なければの話です。
もし秘境を求めてウユニ塩湖へ行こうと思っているなら、もはや行くなと言いたいぐらいです。
ウユニ塩湖の現実
ウユニ塩湖の現実を教えます。
これはウユニ塩湖のシーズンに訪れた場合の話です。
1月〜2月頃がベストシーズンなのですが、この時期ボリビアは雨季なので、そもそも晴れる可能性があまり高くありません。
せっかく貴重な休みを取って行ったのに、まともに晴れず星空も鏡張りもきれいに見れない可能性があります。
また、宿がどこもかしこも満室です。おまけに、過去のマナーのひどい日本人のせいで日本人は受け付けないなんてところもあります。
もし宿が見つかり、天気も晴れたとしましょう。あなたはツアー会社に行き、ウユニ塩湖の朝日夕日、もしくは星空ツアーを申し込むことになると思います。
ここであなたは異常な数の日本人が予約を入れていることに気づきます。
どういうことかというと、ツアー当日はウユニ塩湖に大量の日本人が集まるということであり、つまりどんな写真を取ろうともそこには別の日本人という邪魔者が入り込む写真になるということでもあります。
雨が少ないタイミングだったりすると、より悲惨です。何故ならその場合、多くの人が限られた鏡張りスポットに集中することになるからです。
ちなみにこの時期のウユニ塩湖、場所によっては正直汚いです。人が多すぎて汚されてます。
では運良く良いスポットを見つけられ、ガイドなどに頼んでトリック写真などを撮れたとしましょう。
あなたはそれを後にSNSにアップします。
そして気づくのです。その写真全てに既視感があるという事を。
実はウユニ塩湖のツアーガイドは皆定番の写真撮影術を身に着けています。
しかも、誰もが同じ構図の写真を…
つまり、せっかく世界に一つしかない美しい場所で撮る写真なのに、その写真は世界中の人が同じポーズで撮ったことのある、オリジナリティゼロの悲惨な写真になるのです。
それでも構わなければ問題ないですが、恐らくその写真を見る人はなんかこれどっかで見た事あるという印象を持つことでしょう。
つまらなくないですかそれって。
せっかく行ったのに、結局みんなと同じことしか出来ないし、今はむしろウユニ塩湖なんか行っても自慢できないぐらいですからね。
有名な観光地の悲しい運命
こうした現象は何もウユニ塩湖だけで起きているわけではありません。
近年のSNSの発展により、世界中で起こっています。
秘境がもはや秘境でもなんでもなくなっているんですよね。
承認欲求の塊の現代人である我々と、それを種に儲けようとする人たちのせいで。
それでも楽しいと思えれば良いとは思いますが、僕はこうした流れは本当に嫌です。旅がどんどん楽しくなくなる…
と、こんなことを話し出すとどんどん横道にそれるのでやめておきます。
終わりに
日本人が多すぎる、結局人と同じ写真が残る、今となっては秘境でも何でもない。
以上三点の理由から、ウユニ塩湖なんか行くなと言ってしまいたいです。
特にあなたが休みが取りづらい社会人で、なんとか取った休みで行く場所を探しているのなら、ウユニ塩湖は絶対にやめておいた方がいいです。
ウユニ塩湖行きたいなら、会社やめて時間の制約なくして行ったほうがいいですよ。
そうすれば行くタイミングも天気がいい日を選べますし、何回か行くことで人と被らないやりかたも見つかるので。
最後にもう一つ。
写真は写真、現実は現実です。過度な期待はしない方がいいとだけ言っておきます。
僕は世界中を旅して来ましたが、多くの場所で写真に騙されていたことに気づきました(笑)
*上記に掲載している写真は一切編集していません
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