こんにちは。Ken(Ken_kentabi)です。
僕は現在社員100人程度の規模の中小企業で働いています。
その前はもっと大きな企業で働いていたので、最初は色々と戸惑うこともありましたが、今ではだいぶなれました。
新卒の時は見向きもしないような企業ですが(だってみんな何も考えずに大企業狙うもんね)、実際入社して働いてみると意外とメリットもあるんだなと思いました。
もし僕のように何も考えずに大企業に入社しようと思っているなら、少し立ち止まって中小企業のことも考えてみると面白いかもしれません。
目次
中小企業に勤める3つのメリット
やることが多い
大企業に入社すると、営業は営業、マーケティングはマーケティング、品質は品質が担当といった形で、全て分業化されています。
なのでわからないことがあったらその部署に行って、そこの人に聞けばたいていのことは解決するわけです。
しかし人の少ない中小企業ではこうは行きません。
たとえあなたが営業だとしても、ただモノを売ればよいだけでなく、マーケティングや製造・品質のことなども知っておく必要があります。
僕の場合は、契約書(しかも英文・・・)の内容も色々と自分で確認し、おかしいところはおかしいと気づく必要があります。
なぜならうちには法務がないからです。そして誰もその手の内容に詳しい人はいないので、自分で色々と調べてやっています。
また、物流のことも頭に入っていないといけません。物を売るだけでなく、そのものがどういった流れで製造からお客の元まで動くのかを把握し、またその手配に携わる業務も少なからず存在します。
このように、営業は営業でも他にやることが色々あるんですね。
確かにこれはものすごく大変です。でも逆に言えば、色々とやらなきゃ分様々な知識がつき、それは間違いなく自分の力になります。
僕の以前勤めていた会社は大企業だったので、こうは行きませんでした。自分のやることが決められており、それ以外はやる必要がなかったため、その業務しか覚えなかったのです。
もちろんそういった状況でも自ら学びに行けば身につけられることもたくさんありますが、やはり実際に必要とされるのとそうでないのとでは大きく異なります。
何かひとつを極めるSpecialistではなく、様々ことが出来るGeneralistを目指すのであれば、中小企業はうってつけの場所ですね。
意思決定・動きが早い
中小企業の特徴として、何をするにもすぐ行動に移すことが出来るというものがあります。
例えばあなたが何か書類に確認をもらう必要があり、上司のはんこが必要だとします。
中小企業だったら、そのはんこは書類を渡した日にすぐ押してもらえます。しかも上司だけでなく、その上の役員や社長のはんこも同日にもらうことが出来ます。
しかし大企業ではこうはいきません。直属の上司のはんこはすぐにもらえても、その先がなかなか進まなかったりします。
前聞いた話では、とある企業ではたかだかはんこをひとつもらうのに、数ヶ月かかるなんてこともあるみたいです。しかも大した内容じゃないのに、です。
大企業は何をするにも多くの人が関与するため、全ての行動に時間がとにかくかかるんですよね。
ちょっとしたことを変えるのにもかなりの労力が必要ですし、それをするのもそもそも難しいです。
自分がめちゃくちゃ偉くなれば別ですが、たかが平社員や中間管理職ぐらいの人間だと困難を極めます。
スピード感を求めるのであれば、迷わず中小企業を選びましょう。
異動がない
支社がたくさんある大企業と異なり、中小企業では異動がないか、あったとしても異動先は絞られています。
つまり、自分の人生計画を立てやすく、住みたい場所に住むことが出来るのです。
しかし大企業だとこうはいきません。意味のわからない一方的な通告により、マイホームを買ったばかりの人間ですら地方に飛ばされるということは日常茶飯事です。
それでも大企業にいられるからといった理由や、転職は難しいといった理由でとどまる人も多いと思いますが、会社に自分の人生を決められるのによく我慢できるなと僕は思ってしまいます。
僕は転職活動をするとき、異動がないことを条件に探しました。
会社に自分の住むところを決められるなんて絶対に嫌です。独身ならまだしも、家族がいたらそんな簡単に住む場所なんて変えたくないですよね。ましてや子供がいるなら。
自分の住む場所を自分で決めたいなら、絶対に中小企業の方がよいです。
デメリット
福利厚生がない、または少ない
大企業に比べて圧倒的に劣るのが、福利厚生です。
ちなみに僕の会社はゼロです。住宅手当などの各種手当てもなければ、保養施設などといったものもありません。
ボーナスも高くはないです。つまり、お金の面で圧倒的に大企業と比べたら劣ります。
仕事の規模が小さい
何十億円が動くプロジェクトなどといったものは一切ありません。
せいぜい数千万、年間数億単位ぐらいですね。業界や業種にもよると思いますが、何十何百億を動かす商社などと比べると、その規模は圧倒的に小さいといわざるを得ません。
しかしながら、たとえそれが大きなお金が動く仕事ではないとしても、その仕事に自分が関与する程度は中小企業の方が多いこともあるかもしれません。
先に述べたように、中小企業では人手も少ないので、自分が何から何までやらなくてはいけないからです。
転職活動をするとき、大きな数字としての実績を話すのが難しいのが難点ですが。
何から何までやらなければいけない
先ほどメリットとしてあげた点ですが、これは人によってはデメリットにもなりうる点です。
ひとつのことを極めたいと言う人は、大企業のほうがよいかもしれませんね。
ただし理系ならまだしも、文系の人間なら大企業の場合ジョブローテーションなるものが存在する可能性が高いので、最初のほうは自分のやりたいことをやれる可能性は低いかもしれませんが。
終わりに
大企業に入ることがステータスだという考えは確かにあります。
しかし大企業に入ったって、必ずしもよい仕事が出来るわけではありません。
逆に中小企業のほうが自由が利き、自分のやりたいことに打ち込めるなんてこともあるのです。
大企業ばかりに目を向けてると、意外と機会損失しているかもしれませんよ。
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